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前立腺は男性だけにある器官です
前立腺は膀胱の下にあるクルミくらいの大きさの器官です。前立腺液を分泌し、精子を保護したり運動機能をサポートしたりしています。男性だけにあり、加齢によって肥大しやすい傾向があるため、中高年の方に炎症や排尿障害などの症状が多くなります。
前立腺がんとは
前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、異常な細胞が増殖することによって起こります。比較的ゆっくりと進行しますが、近くのリンパ節や骨、肺、肝臓などに転移することもあります。
欧米では発症率の高いがんの一つになっており、がん死亡者の約20%を占めると言われています。日本でも罹患率が上昇していますが、簡単な検査で発見できるようになり、早めの治療につながっています。
前立腺がんの原因と症状
はっきりとした原因はわかっていませんが、動物性脂肪の摂りすぎや緑黄色野菜の不足などが発生頻度を高めると考えられています。日本でも食事の欧米化が進んでいるため、罹患率が高くなってきています。
早期にはほとんど自覚症状がありませんが、尿が出にくい、頻尿、残尿感などの症状が見られる場合もあります。進行すると、血尿や尿失禁、転移による背部や腰の痛みなどを伴います。
前立腺がんの治療
すぐに治療を開始しなくても命に関わらないと考えられる場合は、経過観察になります。がんが前立腺の中に留まっている場合は、完治を目指して手術や放射線などを使った治療を行います。
手術が困難な場合や転移が見られたときは、がんの進行を抑えることを中心とします。前立腺がんを刺激する男性ホルモンを減少させる、ホルモン療法を選択する場合が多いです。
当クリニックでは、スムーズに適切な治療を受けられるよう、連携医療機関の紹介を含めた選択肢をご提案させていただきます。
院長は病院時代“がん治療”に注力
K-クリニックの院長は病院時代、がん治療を専門としていました。こうした経歴や専門性を活かして、前立腺がんなどの早期発見から早期治療、そしてアフターフォローに至るまで、一貫したサポートを行わせていただきます。
前立腺がんの予防と早期発見のために
前立腺がんの原因はわかっていませんが、やはり生活習慣には注意が必要です。脂っこいものを控え、大豆製品や野菜をしっかりと摂取する、適度な運動を心がける、ストレスをためないようにするなどの対策をしていきましょう。
また、加齢とともに前立腺がんの発症率が高まります。血液検査だけで手軽に早期発見できるがんなので、50歳を過ぎたら毎年PSA検査を受けるようにしましょう。
これまでPSA検査を受けたことがない方、人間ドックで検査を受け、PSA値を指摘された方は、早めに当クリニックにご相談ください。