「急で強い尿意」が代表的な症状です

何らかの原因で膀胱が過敏になり、我慢できないような尿意を伴うのが「過活動膀胱」です。高齢になるほど頻度が高く、尿失禁が見られることもあるため、外出するのを控えたり人と会うのが嫌になったりするなど、生活の質が著しく低下する方もいらっしゃいます。
一人で抱え込まず、まずは川崎市宮前区のK-クリニックにご相談ください。

過活動膀胱症状スコア

③が2点以上・合計が3点以上の方は、過活動膀胱の疑いがあります。
また、合計点数で重症度の判定にもなります。

● 5点以下：軽症
● 6～11点：中等症
● 12点以上：重症

過活動膀胱の症状

過活動膀胱の代表的な症状として、次のようなものが挙げられます。

• 頻尿：1日に何度もトイレに行く必要がある状態
• 切迫性尿失禁：急に強い尿意を感じ、トイレに間に合わないことがある
• 切迫感：突然、強い尿意を感じる
• 夜間頻尿：夜間、何度もトイレに起きる必要がある

これらの症状は、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
過活動膀胱は、適切な診断と治療によって症状の管理が可能です。これらの症状に心当たりがある場合は、当クリニックへお気軽にご相談ください。

過活動膀胱の種類と原因

過活動膀胱の原因は、大きく2つに分けられます。

 神経因性過活動膀胱

脳出血や脳梗塞、パーキンソン病、脊髄損傷、多発性硬化症などの疾患が原因で、膀胱をコントロールする神経に障害が起き、うまく命令できなくなっている状態です。

非神経因性過活動膀胱

女性は出産や加齢とともに骨盤底筋が弱くなること、男性は加齢によって前立腺肥大が起こることが原因で、過活動膀胱になる場合があります。男女共通では、メタボリック症候群が過活動膀胱につながるとも言われています。

過活動膀胱の治療

治療のメインは行動療法で、禁煙、減塩、カフェイン・アルコール制限などを行います。特に肥満の方は、体重減少で高い効果が期待されます。
また、骨盤底筋を鍛えたり、膀胱に尿をためるトレーニングをしたりすることで改善を図ります。

子どもの過活動膀胱

子どもでも、成人とほぼ同じ頻度で過活動膀胱が見られます。身体の機能が未発達のため起こっているのであれば、成長とともに改善します。しかし、おねしょや便秘などにつながることもあり、長く続いていると不安やストレスを抱えてしまいます。早めに気づき、家族で一緒に焦らず対策をしていくことが大切です。
以下の、過活動膀胱を含む、子どもの排泄に関する症状を総合的に判断するためのスコアも参考にしてみてください。

機能障害性排尿症状スコア