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前立腺肥大症 bph

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前立腺は加齢によって肥大しやすい

前立腺は加齢によって肥大しやすい

膀胱の下にあるクルミ大の前立腺は、精子を保護し運動機能をサポートする役割があります。男性だけにある器官で、年齢とともに肥大しやすい傾向があるため、前立腺肥大症はよくある病気です。
前立腺が肥大すると、尿道を圧迫するので、排尿障害が起こります。尿路や腎臓の病気につながることもあるため、早めの治療が肝心です。

前立腺肥大症の主な症状

  • トイレの回数が極端に増える
  • いきなり強い尿意が起こる
  • 尿の勢いが弱くなった
  • 尿意はあるのに、尿が出にくい
  • 排尿に時間がかかる
  • 尿のキレが悪い
  • いきまないと尿が出ない
  • 残尿感がある など

 

前立腺肥大症の検査

問診

症状が始まった時期や内容、普段飲んでいる薬などについて、詳しくお聞かせください。

超音波検査

前立腺の大きさや形状を調べます。残尿量の測定も行います。

血液検査

特異抗原の血中濃度を調べる、前立腺がんのスクリーニング検査です。

尿流量検査

尿の勢いや量、排尿時間を計測します。

 

前立腺肥大症の治療

症状が軽い場合は、薬の服用で改善します。尿路の圧迫を解消する薬、前立腺を小さくする薬、炎症を抑制する漢方などの選択肢があり、メリットやリスクなどをお伝えした上で最適な治療薬を検討します。
また、内服治療の効果が見られない場合や、ほかの疾患を合併しているケースでは、手術が必要になります。負担が少なく回復が早い内視鏡手術が選ばれることが多く、当クリニックで手術後のフォローに対応しているので、ご安心ください。

 

生活習慣の改善は、症状軽減につながります

前立腺肥大症は、50歳以上の人がなりやすく、60歳で60%、70歳で80%に見られます。すべての方が治療を必要とするわけではありませんが、生活習慣に気をつけることで症状の軽減につながります。
以下のような点に気をつけておきましょう。

  • 肥満や高血圧に注意する
  • 野菜や大豆製品などを摂る
  • 適度な運動を行う
  • 喫煙や過度な飲酒は控える など